旅日記

2002年7月3日(水) 

昨日は帯広の中心にある緑ケ丘公園っていう巨大な公園の屋根付きのところで雨に打たれんように寝た。朝4時半に目を覚ますと人横にがいて焦った。じいちゃんやった。いつも4時に公園に来るそうや。この辺はよく旅人が寝とるなんて話をした。北海道の人はほとんどなまりがないんやなぁ。青森より北に位置してるというのに。「ちょっと待っとれっ」て言って、じいちゃんは車でどこかへ行ってしまった。しばらくして、肉まん2個と缶コーヒーを買ってきてくれた。ありがたい。寝た場所の前にパークゴルフ場があって、次から次へとまだ5時やってのに、パークゴルフをやりにくる。簡単に言うと、ゴルフをお手軽にした感じで、ボールも大きくて1ホール50mくらい。パークゴルフ場は来るまでに何ヶ所もあったで、旅する人はドライバーとボールさえ持ってればどこでもすぐに楽しめていいと思う。じいちゃん待っとる間に来たおじさんに、「やってみるかっ?」って言われて、おもしろそうやでやってみたおじさんと一緒に周った。初打席は空振り。コツを教えてもらったら前に飛ぶようになって、だんだん真ん中に飛ぶようになった。9ホール周って15分くらい。すごくいい運動になったし、はまる。バーディーの時なんか大声出してまった。じいちゃんも中毒になるって言いよった。次回北海道にくる時は、1セット持って周りたい。お別れをして、400mのベンチ見て出発。
朝から小雨が降り続いて、また霧だらけやった。しばらく進んで雨は止んでくれた、けど今度はパンク。この旅初の前タイヤのパンクやった。タイヤを見ると、思った通りスリックタイヤみたいにツルツルなってしまっていた。後ろタイヤもそろそろ交換しないとやばそうやった。とりあえずパンクだけは直さないとと思って、修理開始。空気入れの調子が悪かったんで、蓋とっていじっとったら、ポンッっていう音がして中のゴムが十勝平野に飛んで行ってまった…。これがないと空気が入れられんもんで、必至に探したけど見つからん。やっと見つけた民家で空気入れないか聞いたけどない。この辺の人は自転車には乗らないから。しょうがないで、町まで押して行く。どれだけ進んでも牧場で、十勝川に掛かる長い橋を渡り終えてやっと町並みが広がってきた。電話帳で自転車屋を探すとなんと橋の手前にあったみたい…で意気消沈。電話してみると、空気入れだけやったら近くのガソリンスタンドにあると言うのでそこに行った。もう少しで橋を戻るとこやった。GSで空気入れを借りてなんとかパンクを修理した。GSのおじさんと話してて、熊のこと聞いたら「外国の人が日本には侍がおると思っとるのと一緒や」言われた。それくらい熊なんてめったにおらんって分かってとても安心した。この辺にある大きなハルニレの木の事を聞くと、そんなにたいしたことないって言う。日立のCMのやつかと思っとったけど違うらしい(後で本屋で立ち読みしたら、あのCMの初代の木って書いてあった)。近いで見に行ってまたひたすら道を進む。
音別町ってとこの中心にきたら、また前輪がパンクしてまった。やっぱりもう交換せんとダメやと思って、電話帳で自転車屋を探すと、よかったぁ1件あった。それもすぐ近くで運が良かった。ひらやまモーター(やったと思う)ってとこに早速行ってみた。店主が現れ、不思議な髭を貯えて怪しさ満点。パンクは自分で直すので、空気入れを貸してほしいってのと、前輪後とも外のタイヤを交換してほしいって伝えた。
教えてやるから、タイヤだけ買って自分で直してみないか?」という。ぜひそうしたい。ちょっと面倒そうやけど、自分でやったほうが安くなるし覚えられる。必要な道具を貸してもらって自分で交換しはじめた。その様子をなぜか写真にとる店主。この前に鹿児島で交換した時おじいちゃんがやるの見とったもんで、面倒やったけどそんなに苦労せずにできた。この平山モーターでは、なるべく自分で直してもらうそうや。その日のうちにできずに、泊めてあげて次の日に修理し終わったなんてこともあったとか。値段は安くはなってなかったけど…勉強になった。途中で奥さんが入れてくれたコーヒー飲んでチョコももらった。今までここにきた旅人の写真をアルバムにしてて見せてくれた。俺も載るんだろうか。おじさんの愛車はママチャリで12時間耐久ママチャリレースなんてのに出てると言ってた。ママチャリの規定を聞くとギアが6段っての以外は俺の自転車もママチャリということらしい。
新しい空気入れも買って、釧路までの見所を聞いてみた。途中の道の駅の「この豚丼」ってのはちょっと高いけど道の駅弁当第一号やし、ボリューム満点でおいしいと教えてくれた。それから、あんまり観光雑誌に惑わされんよう進むことって教えてもらった。この自転車屋さんは国道38号からすぐんとこにある店で、北海道に来たら故障しとらんでも立ち寄るといいよ。出会いを大切にする方やったできっと親切にしてくれる。。またいつか会う日まで〜とさよならをして、暗くならんうちに釧路に行けるように急いだ。国道脇に野生の鹿がいた、あぁ北海道やな。道の駅「しらぬか恋問」で教えてもらった豚丼を食べた。分厚い肉が5枚乗って、ご飯の下のほうにもう1枚隠れていた。腹いっぱい。後はひたすら釧路に向かった。途中からまた雨が降り出してまった。いいバス停で寝たい。

今日 132km 合計 13501km

じいちゃんじいちゃん
初代 気になる木
初代 気になる木
ひらやまモーター
ひらやまモーター
豚丼
豚丼

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