旅日記

2002年7月5日(金) 温もる

昨日は、霧ん中いいバス停を探し求めてなんとか発見した。車が通ってないうちにバス停に自転車を突っ込んだ。扉がついて、中も奇麗な段ボールがいすにしいてあった。蚊も気にしなくていいしとても気持ちよく寝れた。
ぐっすり寝てしまって、起きたら5時やった。また霧の雨で寒い中を根室車石というのを見に行った。人は誰もいないし波が荒れてて怖かった。車輪の形をした岩を見て、大きい道に戻ってセイコーマートで雨やどりしようとした。そしたら向こうから、花を握りしめて恐面のおじさんが近づいてきた。やばいなぁって思った。しかしとてもやさしい方で家が近いので「こぃ、こぃ」って言ってくれた。実は、長崎で今日泊まっていきなと言って下さった方がいたけど、まだ昼過ぎで急いでたので断ってしまったことがあった。この旅で一番後悔している。人の親切は素直に受け入れないと、そういう機会もなくなってしまうと思った。今回はお言葉に甘えてお家にお邪魔した。名前は川村さんで、濡れていたカッパだけでなく上着まで乾かしてくれた。そしてなんとストーブがある8月以外はストーブをずっと使うそうや。それからおばさんが朝ご飯を作ってくれた。すごい豪華!!魚の入った味噌汁が最強に旨かった。こんなちゃんとした物を食べるのは何日ぶりだろうか。いろんな話をして、川村さんは漁師で、昔ロシアの海域で漁をして拿捕されて、漁長なのでロシアの刑務所に入ってたことがあって、その時は毎食黒パンやったそうや。根室車石も昔はほんとうに丸くて車輪みたいやったけど、波とかで段々削られて今の形になったそうや。だんだん眠くなってきて、ちょっと寝てしまって、NHKの朝ドラ「さくら」を見て、メロンまで食べさせてくれた。それからあきあじっていう、自家製の珍味をもらって出発した。見ず知らずのこんな俺にに親切にしてくれて、泣きそうになった。
教えてもらった近道を進んで、宗男ロードって言われている道を通った。とても奇麗で走りやすかったけど、どこか淋しい道やった。奥行臼駅遁所を過ぎて霧状の雨が振り続く中ずっと北に向かって、北方領土返還を求める「叫び」の像を過ぎて、いよいよ知床半島に突入した。どんどん寒く(11℃) なってきて、見通しが悪い中、茂みのがさがさ音(鹿)に驚き、やっと羅臼の町までやってきた。早速寝床を探したけど見つからないっ。道の駅も公園もバス停も橋の下も、野宿ができなくしてあるかのようや。その代わりに、安いライダーハウスとかがある。もうそこに行こうかと思った時、気になってた小学校の入り口の雪除けシェルターに行ってみた。なんとか寝れそうやった。雨風もしのげるし。寒くて手がちゃんと動かないのでHPの更新もしないで寝てしまった。

今日 161km 合計 13882km

根室車石
根室車石
朝飯
朝飯
宗男ロード
宗男ロード
返せー北方領土
返せー北方領土

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